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婦人科

がん検診

子宮頚がん検診・子宮体がん検診

当クリニックでは、子宮の入口にできるがんである子宮頚がん・子宮の上部にできるがんである子宮体がんともに、検診を行っています。
子宮頚がん検診は、子宮頚部を観察した上で少し細胞を採取するものですので、通常の診察の中でも行えます。
子宮頸がんは若年層が発症するケースも多いので、基本的に当クリニックで受診される患者さんすべてが対象です。

一方、子宮体がんのほうも近年増加していますので油断はできません。子宮体がん検診については全員ではなく、おもに40歳以上の方・不正出血等の症状がある方・経産婦の方が対象です。また、不妊の方、赤ちゃんを望まれる方にも赤ちゃんが宿るところに異常が無いかを確認して参ります。子宮体がん検診では子宮の奥のほうにある細胞を採取することになるので、多少の痛みを伴うことをご承知おきください。

子宮頚がん・子宮体がんともに、早期発見できれば治ることが期待できます。
早期発見・早期治療のためにも、子宮頸がん検診・子宮体がん検診ともに定期的に受診されることをおすすめいたします。

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藤沢市の子宮がん検診について

藤沢市では平成27年より子宮体がん検診が廃止となり、令和3年4月には子宮頸がん検診の対象が偶数年齢の方のみとなりました。
学会では、陰性が長く続く場合には「子宮頸がん検診は2年に1度でよい」との見解が出ていますが、擦過細胞診という検査の特性から偽陰性が生じることもあり、引き続き子宮頚がん検診・子宮体がん検診を毎年受けられることをおすすめしております。

月経不順・無月経

月経不順(ホルモン異常)

月経の周期は、月経初日から次に月経がはじまる前日までの周期がおよそ28日前後となるのが正常とされます。周期は多少前後することもありますが、周期が一定しない場合や2ヶ月もしくはそれ以上月経が来ない場合には、一度クリニックを受診しましょう。
最近では排卵周期が乱れるPCO(多のう胞性卵胞)となっている方も多く、放置すると将来的に不妊症になってしまう可能性もあります。
できるだけ早く検査を行い、治療をはじめることが必要です。

無月経

月経不順をそのままにしていて、月経が来なくなったケースや、また初潮を迎えるはずの年齢(14歳頃まで)を過ぎても月経が来ない場合も、早めに当クリニックまでご相談ください。
無月経が長びくと女性ホルモンとともに骨量が低下したり、老化が早まったりする可能性もあります。また、子宮がんや卵巣がんになるリスクもありますので、早めに受診して検査・治療を受けるようにしましょう。

ピル処方・避妊相談・月経痛

低用量ピルには、避妊を確実に行うためのものと、月経困難症や月経前緊張症を改善する目的のものがあります。
メリットとして、避妊や生理痛緩和だけでなく、子宮内膜がんや卵巣がんの発生するリスクを低下させることや、肌荒れやにきびなどの改善も期待できるとされています。

【リスク・副作用】
飲み始めてすぐは、不正出血や吐き気、頭痛などが生じることがあります。また血栓症などを引き起こすリスクもありますので、血液検査を行い注意して処方しております。喫煙は極力お控えください。

ピルには、緊急避妊ピル(アフターピル)もあります。緊急避妊ピルとは、性行為で避妊に失敗したときに服用するものです。避妊に失敗した場合には、できるだけ早く当クリニックに来院ください。

※月経障害のピルは保険診療です。避妊ピル・緊急避妊ピル(アフターピル)の処方は、公的医療保険が適用されない自由診療です。

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月経日変更

旅行や行事などで、月経予定日を変更したい場合は来院のうえ医師とご相談ください。
※月経日変更用のピル処方は公的医療保険が適用されない自由診療です。

性感染症・おりもの

性感染症(性病)とは

性感染症(性病)とは、性行為をしたときに粘膜や皮膚の接触によって感染する疾患の総称です。
女性よりも男性のほうが症状が強く出やすいことが特徴で、女性ではなんらかの性感染症にかかっていても発見が遅れてしまうことが少なくありません。
妊娠や出産に影響を及ぼす場合もありますので、下腹部の違和感やおりものの異常があれば早めに受診されることをおすすめします。

主な性感染症と特徴は以下のとおりです。

性器クラミジア感染症日本で最も多い性感染症です。最初のうちは無症状ですが、進行するとおりものの増加や下腹部の痛み、
不正出血などの症状があらわれます。
淋病淋菌という細菌による感染症です。おりものの色の変化や下腹部の痛みなどがあらわれますが、進行すると子宮外妊娠や子宮内膜炎などの原因になることがあります。
性器カンジダ症カンジダは真菌(カビ)の一種ですが、感染してもすぐに発症するわけではなく、抵抗力が落ちたときに発症しやすくなります。おりものが白いヨーグルト状になったり、かたまりになったりします。
梅毒梅毒トレポネーマという細菌に感染することによっておこります。
細菌が侵入した部位に小さな硬いしこりができたり、全身に広がると赤い発疹が現れますが、いったん症状がおさまるため治ったと間違いやすいことが特徴です。
トリコモナス膣炎寄生虫の一種であるトリコモナス原虫が膣内に入り込むことで発症する感染症です。
異臭の強い黄色~淡い灰色で泡沫上のおりものが増加し、外陰部の痛みやかゆみが生じます。
性器ヘルペスヘルペスウイルスによる感染症で、性器に小さな水ぶくれやただれ、おりものの異常などが生じます。
進行すると排尿障害や歩行困難になることもあります。
尖圭コンジローマHPV(ヒトパピローマウイルス)による性感染症です。膣や外陰部、支給警部に先のとがったイボができ、かゆみや違和感が生じます。
B型肝炎、C型肝炎急性と慢性があり、慢性の場合は自覚症状がないことが多く、急性の場合は倦怠感や食欲不振、吐き気、黄疸などの症状が出ます。
HIV(エイズ)性交渉によりHIVウィルスに完成する場合がございます。 初期は無症状ですが、免疫不全状況が起こると、倦怠感などがあります。